Shinnosuke Hayashi

林 晋之介

役職

取締役 / 株式会社earthkey 代表取締役社長

得意領域

サービス業界の新人若手のモチベーション向上・サービス業界の生産性向上に利用できるITツールの引き出しが豊富

ルーツと大切にしている価値観

大阪府生まれ兵庫県姫路市育ちの一人っ子(A型)です。幼少期はアウトドアの両親のもとで、月1のペースでキャンプに行っていました。山遊び川遊びで泥んこになってテントで3人川の字に寝るのが何よりも好きでした。そんな私の価値観・考え方を形成した3つの経験を紹介します。 一つ目は、小学5年生から6年生まで続けた少年野球チームでの経験です。子供会のソフトボール大会で期待されていたにも関わらず、全く活躍できず、それが悔しく見返してやりたいという気持ちで両親に少年野球チームへの入団を懇願しました。うまくなりたいという一心で、現役時代甲子園で活躍したコーチの子供がいる地元で一番強いチームに入りました。そこで自分はいかにセンスがなく下手くそかを思い知らされました。この時、自分にできることはコーチの意見を“素直に受け止めて”愚直に実践することだと思い、とにかく2年間必死のパッチで野球に打ち込みました。退団する際、監督コーチから素直に受け止める姿勢はこれからも持ち続けて欲しいと褒められ、素直でいるという大切な考え方が身に付いた2年間でした。

二つ目は中学・高校の野球部での主将経験です。中学高校共に、やんちゃなメンバーが多く、高校野球時代では、一時期野球ができない時もありました。そんな何かと反発の多いメンバーのモチベーションを上げ、チームを動かすためにはどうしたら良いか毎日頭を悩ませていました。高3の時にたどり着いた答えは「メンバー全員が納得できる、共通認識が持てる目標の提示」と「言い続けること」でした。甲子園を目指そうと本当は言いたかったのですが、それを最終目標として、より具体的で現実的な目標として「監督の夏の大会での歴代最高記録を自分たちで塗りかえよう」でした。そして高3の春頃からメンバーにその目標を伝え続けました。結果、当時、監督の夏の大会歴代最高記録タイの結果を残すことができ、顧問の先生からも「3本の指に入る良い主将だった」と仰っていただいたことが印象的でした。組織に属している今でも、「メンバー全員が納得できる共通認識が持てる目標の提示」と「言い続けること」の二つの価値感を大事にしています。

三つ目は、弊社代表の大竹との出会いです。2014年ごろに大阪で、「通年採用をアタリマエに」するための企業と学生のマッチングイベントを運営している団体に所属していました。当時代表を務める弊社辻井が今後団体をどうしていくか大竹に相談しており、大竹が学生の声を聞きたいとヒアリングの場をセッティングしたことが大竹と私の出会ったきっかけでした。大竹から学生生活や就職活動についていろんな角度から質問されました。当時大学3年生だった私は就職活動についての悩みを吐露していく中で、スラスラと悩みの糸がほぐれていく感覚を覚えました。質問が全て終わった頃には頭の中はスッキリしており、自然と就職活動へのモチベーションも上がっている自分に気づき、「俺もこんな風に人の悩みを解決して人のモチベーションをあげられる人になりたい」と考え、今の会社に惹かれました。ただ当時は新卒採用をしておらず、半ば諦めていましたが、大竹とのつながりをもっていたかったこともあり、私から定期的に就職活動の相談をしていました。大竹と話す中で改めて感じたことは、“モノの見方・考え方がポジティブ”だということでした。私はそれまで物事をネガティブに捉えがちだったのですが、大竹に相談すると、全ての悩みを前向きな思考に変えてくれました。「やっぱりこの人についていきたい!ついていけば間違いない!」と確信しました。就活の相談という名の入社希望を出そうと思い大竹に時間を欲しいと連絡したのですが、大竹は当時中国への出張も多く、なかなか予定が合いませんでした。そんな時、大竹から「中国なら時間取れるよ」と話をいただき、二つ返事で「中国行きます!」と伝え、2日後、中国で「大竹さんの会社でインターンシップさせてください!」と伝え、1ヶ月間東京でインターンシップを行い、今に至ります。今でも自分が悩んだときは、全て前向きな思考に変えてくれるので、モチベーションも変わらず維持できていますし、少しずつできることも増え、今の方がモチベーションは圧倒的に高いです。

そんな私が今、生きる上で、仕事をする上で大切にしている価値観/考え方は、「困ったときは理念に立ち返ること」と「お客さま目線」と「今の自分を両親が見たら笑ってくれるかな?」です。「困ったときは理念に立ち返ること」は組織内での行動で大事にしていることです。戦略会議などで深く考えていくと思考停止で議論がストップするときもあります。そんなときは「今考えていることって理念に沿っているっけ?」と自問自答したり、発言したりします。議論が前に進まなくリスクはありますが、一度原点回帰することで整理されることの方がこれまで多かったので、大切にしています。「お客さま目線」はクライアントとの打ち合わせやご提案をするときなど、そのクライアントのお客さまの目線に立ち、考えるという意味での「お客さま目線」です。お客様は何を求めているのか、どんなことに不安を抱えているのかという視点から話をするように心がけています。お客様像が自分の経験したことでない場合は、そのお客様が多い場所に行ったり、お客様像に近い友人にヒアリングしたりするなど生の声を知るように意識しています。最後の「今の自分を両親が見たら笑ってくれるかな?」に関しましては、先ほどモチベーションは高いと言いましたが、仕事でやらなければいけないことが増えてくるとモチベーションを維持するのが難しくなるときもあります。そんな時に思い出す価値観です。両親は上京する前から「晋之介が元気でいてくれることが何よりの親孝行だから」と言ってくれていました。なので、「忙しくて自分が元気じゃ無くなったら親不幸になるやん」と思うと、自然にやる気が出てきます。あと一踏ん張り頑張りたいときなど引き出せるようにしています。

これが私のルーツと大切にしている価値観です!